『当日現地入り⇒ボイコット騒動⇒銅メダル』ナイジェリア代表奇跡のストーリー。

8月20日にリオデジャネイロオリンピック2016 男子サッカー3位決定戦、ホンジュラス対ナイジェリアが行われた。
試合は、ナイジェリアがFWサディク・ウマールの2ゴールとFWアミヌ・ウマールのゴールによって、3-2で勝利。これによって、ナイジェリア代表が銅メダルを獲得した。ハイライトはコチラ!

 

大会前から問題になっていたナイジェリア代表の資金難は、大会出場が危ぶまれるところまで深刻化していた。シアシア監督の給与はなんと5ヶ月の間支払われておらず、選手へのボーナスや移動費も捻出できず。資金の一部を主将のミケルが肩代わりするなど普通では考えられない状況が起こっていた。大会初戦の日本戦には、試合開始の6時間前に現地に到着するという事態に。ナイジェリアの選手たちは、あまりにひどいナイジェリアサッカー協会の対応に、準々決勝のボイコットも取り沙汰されていた。

そんな中、一人の日本人が立ち上がった。「高須クリニック」の高須克弥院長である。ツイッター上に「本当に気の毒だ。僕がサポーターとして全部金銭的な面倒みるから頑張ってほしい。メダルとったらさらにボーナスだす。僕の申し出は受けとれないシステムなんだろうか? 誰か彼らと連絡取れる人はないないか? 僕はナイジェリアの不屈の精神が大好きなん」と書き込んだところから事態は一気に動き出した。

ツイッターから始まった動きはナイジェリアでイガンムFCというクラブの共同オーナーを務める加藤明拓氏へつながっていく。同国サッカー協会副会長と親交がある加藤氏はすぐに橋渡しを申し出て、高須院長から20万ドル(約2000万円)が振り込まれた。

高須院長の支援により、なんとか準々決勝、準決勝、そして3位決定戦を戦ったナイジェリア代表。そして昨日、資金難から立ち上がったチームは、見事銅メダルを獲得した。

この勝利に歓喜した高須院長はさらにボーナスとして計39万ドル(約3900万円)をなんと現地で手渡し。この短期間で高須院長はナイジェリア代表に対して約6000万円を支援したのであった。

ナイジェリア国内からは高須院長に対し、「ナイジェリアへの愛を示してくれてありがとう。イエス・キリストの名において天国へ召されることでしょう」「ドリームチームへのあなたの愛に感謝します」といったメッセージが寄せられている。

大会出場すら危ぶまれたナイジェリア代表は、初戦の当日になんとか現地入りし、決定トーナメント途中でのボイコット危機を1人の日本人によって乗り越え、見事銅メダルを獲得した。

参照・画像出典:高須克弥(Twitter公式アカウント)