日本代表とブラジル代表、過去の対戦を振り返る!

 日本代表は11月10日、フランス・リールでブラジル代表と親善試合を行う。2018年のロシアワールドカップに向け、現在FIFAランキングで世界2位(日本は44位)と世界屈指の強豪との試合は大切な強化試合となる。ブラジルとの過去の5試合の対戦は、1分け4敗。トータル11編集部では、過去のブラジル戦を紹介する。

2014年10月14日 国際親善試合(シンガポール)

スコア 0-4
【得点者】ネイマール×4(ブラジル)

ハビエル・アギーレ監督時代の親善試合で対戦。劣悪なピッチの上でも、高い技術レベルを誇るセレソンに圧倒された。アギーレ・ジャパンが発足してまだ4試合目ということもあり、選手のテストという意味合いが強いスタメン選考に。FW本田、DF長友を外し、初招集のFW小林、MF田口、MF森岡らを先発させたが、当時22歳のネイマールにひとりで4ゴールを許すなど、まったく歯が立たず。ただただ力の差を見せつけられる無残な一戦となった。

日本代表先発 
GK 川島(スタンダード・リエージュ)
DF 酒井高(シュツットガルト)、森重(FC東京)、塩谷(サンフレッチェ広島)、太田(FC東京)
MF 柴崎(鹿島アントラーズ)、森岡(ヴィッセル神戸)、田口(名古屋グランパス)
FW 田中(スポルティング・リスボン)、岡崎(マインツ)、小林(川崎フロンターレ)

ブラジル代表先発
GK ジェフェルソン(ボタフォゴ)
DF ダニーロ(ポルト)、ミランダ(アトレチコ・マドリード)、フェリペ・ルイス(チェルシー)、ジル(コリンチャンス)
MF ネイマール(バルセロナ)、オスカル(チェルシー)、グスタポ(ヴォッルフスブルク)、ウィリアン(チェルシー)、エリアス(コリンチャンス)
FW ジエゴ・タルデッリ(アトレチコ・ミネイロ)
※所属はすべて当時

2013年6月15日 コンフェデレーションズカップ(ブラジル)

スコア 0-3
【得点者】ネイマール、パウリーニョ、ジョー(ブラジル)

2014年ブラジルワールドカップのプレ大会として前年に行われたコンフェデレーションズカップで、開催国のブラジルと対戦。日本代表も力試しとばかりに本田、香川、岡崎らベストメンバーらを先発に並べ、当時のベストメンバーで挑んだ。しかし前半3分にネイマールに芸術的なボレー弾をたたき込まれると、その後もブラジルの圧力に圧倒されて力を発揮できず。ザッケローニ監督の下で推し進めていた攻撃的なサッカーは、アジアでは通用しても世界の強豪相手にはまったく通じないことを思い知らされる一戦となった。

日本代表スタメン
GK 川島(スタンダール・リエージュ)
DF 長友(インテル)、内田(シャルケ)、吉田(サウサンプトン)、今野(ガンバ大阪)
MF 遠藤(ガンバ大阪)、長谷部(ヴォルフスブルク)、清武(ニュルンベルク)、香川(マンチェスター・ユナイテッド)、本田(CSKAモスクワ)
FW 岡崎(シュツットガルト)

ブラジル代表スタメン
GK ジュリオ・セザール(クイーンズパーク)
DF ダニエウ・アウベス(バルセロナ)、チアゴ・シウバ(パリ・サンジェルマン)、ダビド・ルイス(チェルシー)、マルセロ(レアル・マドリード)
MF ネイマール(サントス)、オスカル(チェルシー)、グスタポ(バイエルン)、パウリーニョ(コリンチャンス)、フッキ(ゼニト)
FW フレッジ(フルミネンセ)

2012年10月16日 国際親善試合(ポーランド)

スコア 0-4
【得点者】パウリーニョ、ネイマール×2、カカ(ブラジル)

ブラジルワールドカップに向けたチーム強化の一環として行われたこの試合、ザッケローニ監督は本田を南アフリカワールドカップ以来となる1トップでの先発に起用した。ゲーム序盤はその本田のキープ力を生かし、香川ら中盤の選手がいい形で前を向くなど攻勢に出た。しかし前半26分までに2失点し、後半もブラジルの強力な攻撃陣を止めきれず。日本は細かいパスワークからチャンスはつくったが、当時20歳のネイマールをはじめとしたブラジルのアタッカー陣に、決定力の差を見せつけられる形となった。

日本代表スタメン
GK 川島(スタンダール・リエージュ)
DF 長友(インテル)、内田(シャルケ)、吉田(サウサンプトン)、今野(ガンバ大阪)
MF 遠藤(ガンバ大阪)、長谷部(ヴォルフスブルク)、清武(ニュルンベルク)、香川(マンチェスター・ユナイテッド)、中村(川崎フロンターレ)
FW 本田(CSKAモスクワ)

ブラジル代表スタメン
GK ディエゴ・アウベス(バレンシア)
DF アドリアーノ(バルセロナ)、チアゴ・シウバ(パリ・サンジェルマン)、ダビド・ルイス(チェルシー)、レアンドロ・カスタン(ASローマ)
MF オスカル(チェルシー)、パウリーニョ(コリンチャンス)、ラミレス(チェルシー)、フッキ(ゼニト)、カカ(レアル・マドリード)
FW ネイマール(サントス)

2006年6月22日 ドイツワールドカップ 1次リーグ最終戦

スコア 1-4
【得点者】玉田(日本)、ロナウド×2、ジュニーニョ、ジウベルト(ブラジル)

この試合で敗れ、日本はドイツワールドカップの敗退が決定。ジーコ・ジャパンのラストマッチとなった。1次リーグでオーストラリアに敗れ、クロアチアに引き分けた日本は、この試合に2点差以上で勝利することが決勝トーナメント進出の条件だった。あとがない日本は、前半34分にワールドカップ初先発の玉田が決め、ブラジル相手に先制。一瞬、奇跡の可能性を感じさせたが、その後は当時世界最高のストライカー・ロナウドに決められて同点とされると、その後も次々と追加点を許して大敗を喫した。日本に力の差を見せつけたブラジルだったが、決勝トーナメント1回戦でフランスに敗退。日本代表にとっては、世界との差を痛感させられるワールドカップとなった。

日本代表スタメン
GK 川口(ジュビロ磐田)
DF 三都主(浦和レッズ)、中沢(横浜Fマリノス)、加地(ガンバ大阪)、坪井(浦和レッズ)
MF 中田英(ボルトン)、中村(セルティック)、稲本(ウエストブロミッジ)、小笠原(鹿島アントラーズ)
FW 巻(ジェフ千葉)、玉田(名古屋グランパス)

ブラジル代表スタメン
GK ジダ(ACミラン)
DF ルシオ(バイエルン)、ファン(レバークーゼン)、シシーニョ(レアル・マドリード)、ジウベルト(ヘルタ・ベルリン)
MF カカ(ACミラン)、ロナウジーニョ(バルセロナ)、ジウベウト・シルバ(アーセナル)、ジュニーニョ(リヨン)
FW ロビーニョ、ロナウド(ともにレアル・マドリード)

2005年6月22日 コンフェデレーションズカップ 1次リーグ(ドイツ)

スコア 2-2
【得点者】中村、大黒(日本)、ロビーニョ、ロナウジーニョ(ブラジル)

2006年のドイツワールドカップに向け、貴重なテストマッチとなったこの試合。日本は前半27分、中村俊輔の無回転ミドルシュートがブラジルゴールを破り先制。その後はロビーニョ、ロナウジーニョという当時世界最高クラスの選手たちにゴールを割られたが、後半43分には中村のFKがポストに当たったこぼれ球を、途中出場のFW大黒(ガンバ大阪)が決めて引き分けに持ち込んだ。得失点差で準決勝進出を逃したが、翌年のワールドカップに向け大きな手応えと自信をつかむ一戦となった。しかしこの1年後、その自信は本大会で再び対戦したセレソンに打ち砕かれることになる。

日本代表スタメン
GK 川口(ジュビロ磐田)
DF 田中(ジュビロ磐田)、宮本(ガンバ大阪)、三都主(浦和レッズ)、加地(FC東京)
MF 中田(フィオレンティーナ)、小笠原(鹿島アントラーズ)、中村(レッジーナ)、福西(ジュビロ磐田)
FW 玉田(柏レイソル)、柳沢(メッシーナ)

ブラジル代表スタメン

GK マルコス(パルメイラス)
DF ルシオ(バイエルン・ミュンヘン)、シシーニョ(サンパウロ)、フアン(レバークーゼン)、レオ(サントス)
MF ジウベウト・シウバ(アーセナル)、ゼ・ロベルト(バイエルン・ミュンヘン)、カカ(ACミラン)、ロナウジーニョ(バルセロナ)
FW ロビーニョ(サントス)、アドリアーノ(インテル)