【コラム】ブンデスリーガ開幕直前!!注目クラブの新戦力は??

 8月18日にいよいよ2017-18年のブンデルリーガが開幕する。昨シーズンの優勝で史上初となる5連覇を達成したバイエルン・ミュンヘンを中心に、今シーズンも激戦が予想される。トータル11編集部では開幕戦の注目カードを紹介するとともに、戦力分析もお届けする。

バイエルン・ミュンヘン vs バイヤー・レバークーゼン

 絶対王者のバイエルンは今オフ、コロンビア代表MFハメス・ロドリゲス、リヨンからフランス代表MFトリッソ、昨季ホッフェンハイムの躍進を支えたドイツ代表DFズーレ、MFルディらを補強。しかし元ドイツ代表DFフィリップ・ラーム、元スペイン代表シャビ・アロンソが引退して抜けた影響は、はかりしれないだろう。もちろんポーランド代表FWレバンドフスキを中心に、既存戦力でも間違いなくリーグ屈指であることは間違いない。しかしプレシーズンマッチの内容も決してよかったとは言えないだけに、まず開幕で白星を挙げて安心したいところだろう。

 一方で昨季は12位と低迷したレバークーゼンは、チチャリートことメキシコ代表FWハビエル・エルナンデスをウエストハムに、トルコ代表MFハカン・チャルハノールをACミランに放出。チームの顔と言えるふたりを失ったが、アウグスブルクで5ゴールを挙げた23歳のMFコール、ドルトムントからは経験豊富なDFスヴェン・ベンダーを獲得した。前線からのハイプレスを軸としたスタイルで3位と躍進した15-16年シーズンのような、アグレッシブなサッカーを取り戻して王者を苦しめたいところだ。

ヴォルフスブルク vs ドルトムント

 日本代表MF香川真司擁するドルトムントは、開幕直前にネガティブなニュースで揺れている。昨季大きな飛躍を遂げ、今季は真のワールドクラスへの飛躍を期待される20歳のフランス代表MFウスマン・デンベレに、バルセロナへの移籍騒動が勃発。パリ・サンジェルマンへと移籍したブラジル代表FWネイマールの後釜として、大型オファーが舞い込んでいる。クラブは放出を拒否しているが、本人は移籍を希望している模様で、練習をボイコットするなど騒動を起こしている。

 デンベレが抜けてもサイドアタッカーには、トルコ代表MFエムレ・モルや、アメリカ代表MFプリシッチら若手に加え、ドイツ代表MFシュールレ、MFマルコ・ロイスら豊富な人材をそろえているドルトムント。中盤にもボルシアMGからMFダフードを補強。かつて絶対的司令塔として君臨したMFギュンドアン(現マンチェスター・シティ)の後継者として期待されているパサーの加入は大きいだろう。移籍が噂されていたエースのFWオーバメヤンも残留濃厚となっており、“デンベレ騒動”さえ収束すればバイエルンを脅かす第一候補となりうるはずだ。

 一方でヴォルフスブルクは、左サイドバックのDFリカルド・ロドリゲスをミランに、DFルイス・グスタポをマルセイユに放出するなど、DFラインで長くチームを支えてきた選手が去った。一方でヘルタ・ベルリンからアメリカ代表DFジョン・アンソニー・ブルックスを獲得するなど、積極的な補強に打って出ている。昨シーズンは残留争いに巻き込まれて、16位でなんとか残留を決めた。開幕戦では新戦力がドルトムントの強力攻撃陣にどう対応するか、注目が集まる。

シャルケ vs ライプツィヒ

 ブンデス2部から昇格した昨シーズン、2位と躍進したライプツィヒは、元日本代表DF内田篤人を擁するシャルケとぶつかる。ライプツィヒはビッグクラブから注目を集めていたMFケイタや、FWフォルスベリらも残留しており、さらに姉妹クラブのザルツブルクからオーストリア代表MFライマーを獲得。ボール奪取力に定評のある20歳の新鋭を加え、今年こそバイエルンの牙城を崩すことができるか。

 シャルケは長年エースとして君臨したFWフンテラールが母国・オランダのアヤックスに戻り、DFコラシナツはアーセナルへと活躍の場を移した。今シーズンは16年にスイスのバーゼルから加入した20歳のスイス代表FWエンボロの覚醒に期待がかかる。また日本のファンとしては、内田の完全復活にも期待したいところだ。

 そのほかにも日本代表DF酒井高徳擁するハンブルガーSVと、FW宇佐美貴史が2年目を迎えるアウクスブルクが激突。鳥栖から移籍したMF鎌田、そしてMF長谷部の在籍するフランクフルトは、アウェーでフライブルクと対戦する。数多くの日本人選手もプレーするブンデスリーガで、今季も熱い戦いが繰り広げられることは必至だ。