【コラム】ポドルスキにハーフナー、前線強化の神戸が再浮上するために必要なのは?(動画あり)

3連敗で前半戦を終えた神戸

 7月1日に行われた第17節をもってJ1リーグはその前半戦を終えた。川崎フロンターレと対戦したヴィッセル神戸は、変幻自在のパスワークに翻弄され、為す術無く5-0の大敗を喫した。4連勝で開幕ダッシュに成功して首位に立っていた時期もあったが、徐々にトーンダウンして現在は下から数えた方が早い11位まで順位を落としている。

 今夏には既に決まっていたFWルーカス・ポドルスキに加えて、ADOデン・ハーグ(オランダ)からFWハーフナー・マイクの加入も発表され、後半戦での巻き返しを誓う神戸だが再浮上の鍵はどこにあるのか探っていきたい。

負傷者続出の守備陣が崩壊

 直近3試合は8失点を喫し、かついずれも無得点での敗戦という状況で、6月上旬にDF陣の主力が立て続けに負傷離脱したという苦しい台所事情があるとはいえ、ここ数試合は明らかに守備の脆さを露呈している。

 特徴的なのは、DFがゴール前でボールに集中するあまりに足が止まってマークを離してしまう、あるいはマークの受け渡しがスムーズにされずズレてしまうといった形だ。こういったシーンは前述した川崎戦でも散見されたが、プレーを整理できていないことが簡単な失点に繋がっているという印象で、第一に修正すべき点だろう。

攻撃に特化した2選手の加入に懸かる期待

 得点力不足という観点で見れば新戦力の2人に懸かる期待は大きいだろう。こと得点能力に関して言えば世界的な知名度を誇るポドルスキについてはもちろん、ハーフナーについても4シーズン半のオランダ挑戦で51ゴールを挙げた実績は日本人トップクラス。

 どちらも献身的な守備を売りにする選手ではないが、チャンスはつくりながら決め切れないシーンが目立ったここ数試合を考えれば、そうしたチャンスを決めることのできる選手の存在は守備陣の負担を軽減させ、より理想的な試合展開に持ち込むことにも繋がるはずだ。

守備が先か攻撃が先か

 最近ではネルシーニョ監督の去就に関する噂も流れているが、Jリーグの優勝経験もあるこのブラジル人監督が続投した場合、手堅くチームを立て直してくるに違いない。開幕戦の負傷で長期離脱を強いられたFWレアンドロをはじめとした負傷者が戻ってくれば、昨シーズン後半のような爆発力で順位を上げてくる可能性も十分ある。

 サッカーにおいて守備と攻撃は表裏一体であるため、どちらかが良くなればそれに引っ張られるようにもう一方も好転することもある。きっかけがどちらになるか定かではないが、ワールドカップも制した元ドイツ代表のレフティが輝きを放つ日がいち早く来ることを願うばかりだ。

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参照・画像出典:YouTube