本田、最適の移籍先は???日本代表にもつながる背番号4の居場所を検証する

 ACミランからの退団が決まっているMF本田圭佑(31)。来季、プレーするクラブについてさまざまな報道と憶測が飛び交っている。トータル11編集部では、独自目線で日本代表のキーマンでもある男におすすめの移籍先を挙げる。

 本田圭佑は、どこでプレーをするべきなのか。3年半所属したACミランからの退団が決まり、次の所属先を探っている状況だ。「すべてのオファーをテーブルに載せて考えたい」という本人の言葉からも、複数のオファーを受けている状況は確実のようだ。

 本田に興味があるクラブとして、ここまでメディアで挙がっているクラブは、昨季リーガ・エスパニョーラで14位のラス・パルマス、来季リーガ・エスパニョーラへの昇格を決めているレバンテ、今季プレミア・リーグで5位に終わったプレミア・リーグの名門・アーセナル、さらにアメリカ・メジャーリーグサッカーのシアトル・サウンダースなどが挙がっている。またJリーグクラブでもヴィッセル神戸が獲得に乗り出すのでは、という噂が新聞紙上を賑わせたこともあったが、本田はJリーグ復帰の可能性を完全に否定しているため、まだ海外でのプレーが続くだろう。

 これまで名古屋、オランダのVVVフェンロ、ロシアのチェスカ・モスクワ、イタリアのACミランと渡り歩いてきた本田。フェンロではキャプテンもつとめ、チェスカでも司令塔として振る舞ってきた。しかしACミランでは、チームの中心としての地位を確立することができず、最後までレギュラーポジションを獲得することができなかった。

 本田は日本代表での活躍をみてもわかるとおり、チームの中心としてプレーすればそのキープ力でチームの攻撃を構築する上でのアクセントとなり、さらにゴール前での勝負強さを発揮することができる。しかし致命的な欠点としてはスピード不足があり、途中出場では持ち味を発揮できないということも多い。

 2018年にはロシアワールドカップがあり、本田はこれが自身最後のワールドカップとなることを公言している。本田自身も最高のコンディションでワールドカップに臨むためにも、やはり試合出場できるクラブという点を最優先すべきだろう。

 そうなると、ドイツ代表MFエジルらの交代要員となる可能性が高いアーセナルは、選択肢から外れてくるだろう。またアメリカ・メジャーリーグサッカーへのチャレンジは本田らしい選択かもしれないが、リーグのレベルはやはりまだヨーロッパには及ばない。

 そうなると、スペインへの挑戦が本田にとって最適の選択ではないか。そうなるとラス・パルマスとレバンテの2択(もちろんオファーがあればの話だ・・・)だが、ここではレバンテを押したい。

 その理由はレバンテがこれまで“都落ち”してきた選手を、数々再生させているからだ。かつてインテルなどで活躍したナイジェリア代表の快足FWオメバミ・マルティンスは、12-13シーズンにレバンテに加入。前2シーズンはロシアのルビン・カザンや、イングランドのバーミンガムで活躍できなかったが、レバンテでトップフォームを取り戻し、アメリカ・メジャーリーグサッカーのシアトル・サウンダース(くしくも本田に興味を持っているクラブだ)に移籍している。またエクアドル代表FWフェリペ・カイセドも、08年にマンチェスター・シティに加入したがポジションをつかめず、レンタル移籍で2010年にレバンテへ加入。ここでこの年13ゴールを挙げ、復活を遂げている。

 もちろん2シーズンぶりに1部リーグに復帰するレバンテは、厳しい戦いを強いられるだろう。しかしリーガ・エスパニョーラは下位チームであっても盲目的に守備を固めるようなことは少なく、しっかりとボールをつないで戦うスペインのスタイルが基盤にある。本田の持ち味が発揮される可能性は高いのではないだろうか。かつて、ヨハン・クライフも所属(1980-81年)に所属したスペイン・バレンシアに本拠地を置くクラブで、本田が自らのパフォーマンスを取り戻すことを願う。