イラクと引き分けた日本代表を独自採点!最高点はゴールを挙げたあの選手!

 日本代表は6月13日、2018年ロシアワールドカップ・アジア最終予選のイラク戦(イラン・テヘラン)で1-1と引き分けた。

 この試合は前半8分、キャプテンマークを巻いたMF本田圭佑(ACミラン)のコーナーキックから、FW大迫勇也(1FCケルン)が体をひねった体勢から技ありのヘディングを決めて先制。しかし37度というしゃく熱の環境下で後半は足が止まり、後半27分にDF吉田麻也(サウサンプトン)とGK川島永嗣(メス)の連携ミスから同点ゴールを奪われた。

 このドローで日本代表は勝ち点1を積み上げて首位をキープし、勝ち点16で並ぶ2位・オーストラリア、3位・サウジアラビアを一歩リード。8月にホームで行われるオーストラリア戦に勝利すれば、2位以内が確定してロシアワールドカップの出場権を獲得する。トータル11編集部では、イラク戦のパフォーマンスについて独自採点をお届けする。

GK
川島永嗣  5・5
失点シーンまでは大きなミスもなく、堅実かつ冷静なプレーを続けた。72分の失点も、川島自身は「クリア」と叫んでおり、大きな責任は問えないだろう。西川が代表落ちしたこともあり、今は日本のゴールマウスを任せることができるのはこの男しかいない。

DF
昌子源   6
親善試合のシリア戦ではヘディングで競り負けて失点に絡んだが、この試合では最後まで高い集中力を誇った。DFラインの裏に出されたボールへの反応スピードなど、自らの持ち味をしっかりと生かして安定したプレーを披露した。今後、吉田の相棒役として起用される機会は増えるだろう。

長友佑都  5・5
自身の守る左サイドに、高く緩いクロスを放り込まれ、高さの不利を狙われた。その対応に苦労したシーンもあったが、試合を通じてチームのバランスを重視した冷静なプレーが光った。しかし全盛期のような“無敵感”はなくなってきた印象もある

酒井宏樹  5 (後半32分交代)
試合終盤までは本田との好連携でチャンスの糸口をつくるプレーはみせ、守備でも大きなミスはなかった。しかし終盤に負傷の影響もあって足が止まり、DFラインに混乱をきたしてしまった。

吉田麻也  4・5
守備だけでなく、前につけるパスも気が利いており、冷静さは群を抜いていた。しかし失点のシーンはその冷静さがあだに。簡単にクリアしていれば、確実に防げた失点だっただけに、本人も痛恨の思いだろう。

MF
遠藤航   6
最終予選初先発で、持ち味でもあるデュエルの強さを発揮した。守備の安定感に加え、チーム全体の足が止まった後半30分以降でも運動量が落ちず、何度もチームを助けるプレーをみせたことは好印象だった

井手口陽介 6 (後半17分交代)
20歳で最終予選初先発。出足の鋭いインターセプトで、中盤の守備を引き締めていた。鋭く縦にパスをつけて前線に飛び出すプレーもみせるなど、初出場とは思えない堂々たるプレーだったが、脳しんとうで交代を余儀なくされたことが悔やまれる。

原口元気  6 (後半25分交代)
いつもの左FWとは違い、インサイドハーフで出場。ボールを受ければぐいぐいと前に運ぶ推進力で攻撃に迫力を与えた。後半25分に交代したが、本人も試合後に語っていたようにまだ足は残っていたようにみえたが・・・。

FW
本田圭佑  5・5
右FWで先発し、正確なコーナーキックで先制点をアシスト。ボールを受ければ高いキープ力をみせて攻撃の起点となった。しかし終盤にはやはりACミランでの試合出場が少なかったためか、ぱたりと足が止まった。

久保裕也  5
左FWで先発したが、つまらないパスミスなどからリズムを崩して本来の力を発揮できず。守備では献身的に走り回ったが、足がつった試合終盤は本田とともにガス欠状態となり、日本はサイド攻撃を完全に失ってしまった。

大迫勇也  7
難しい体勢からのヘディングを決めるなど、FWとしての充実度を感じさせるプレーぶり。ポストプレーも安定しており、アジアレベルのDFに当たり負けするシーンもほぼ皆無という状態になってきた。

交代
今野泰幸  5・5 (後半17分イン 井手口アウト)
脳しんとうの井手口に代わり、インサイドハーフで出場。リードしている展開で持ち味のアグレッシブな守備はなりを潜め、スペースをしっかりと潰すプレーに終始していた印象だった

倉田秋   5  (後半25分イン、原口アウト)
原口に代わってインサイドハーフに入り、攻守で縦横無尽に走り回ったが、やや空回りした印象。ペナルティーエリア内に侵入しても、消極的な横パスでチャンスを潰してしまうなど、強いインパクトは残せなかった。

酒井高徳  5  (後半32分イン、酒井宏アウト)
負傷に酒井宏に代わって右サイドバックに入ったが、最初のプレーでパスミスを犯してしまうと、その後もうまく試合に入れず。本来の力を発揮することは出来なかった

ハリルホジッチ監督 4・5
遠藤、井手口、昌子の最終予選初先発組が、持ち味を発揮した点はプラスポイント。しかしまだ体力を残していた原口を後半25分に交代させて2つ目の交代枠を使ったが、その後に酒井宏、本田、久保が次々と負傷や疲労で足が止まる状況に。結果論だが采配ミスと言わざるを得ないだろう。