ポジション別徹底比較!!日本代表のレギュラーにふさわしいのは誰だ!!(MF編)

 6月7日に行われる親善試合のシリア戦(東京スタジアム)、及び同13日のロシアワールドカップ・アジア最終予選イラク戦(イラン・テヘラン)のメンバー25人が発表された。今回の招集では、各ポジションで新戦力が招集。トータル11編集部では、各ポジションに選手たちの力量や現在の調子を分析し、日本代表のレギュラーにふさわしい選手を独断で挙げる。第3回はMF編。

 MFで招集されたのは以下の7名。

 今野泰幸(34)  ガンバ大阪        88試合3得点
 倉田秋(28)   ガンバ大阪         2試合0得点
 香川真司(28)  ドルトムント(ドイツ)    86試合28得点
※加藤恒平(27)  ベロエ(ブルガリア)     0試合0得点
 山口蛍(26)   セレッソ大阪       32試合2得点
 遠藤航(24)   浦和レッズ         7試合0得点
 井手口陽介(20)ガンバ大阪         0試合0得点
 (※は初招集)

 中盤の形はワンアンカー+2インサイドハーフ、またはダブルボランチ+トップ下の2パターン。今季、ドルトムントでドイツ杯優勝に貢献するなど調子を取り戻した感のある香川は、インサイドハーフ、またはトップ下のレギュラーとして使わない理由はないだろう。今回の招集では、これまでレギュラーを争ってきたMF清武(セレッソ大阪)が招集外となっている。現時点では、日本の生命線となるパスワークの中心となって攻撃を操れるタイプの選手は、この背番号10しかいない。

 では残りの2枠となると、有力となるのは山口をアンカーに、インサイドハーフに今野を置くフォーメーションがまず思いつく。しかし現在、今野は3月の日本代表・UAE戦で負った左足小指骨折から、6月4日のJリーグ・ジュビロ磐田戦に途中出場で復帰したばかり。いくら経験豊富な今野とはいえ、90分間の出場は酷だろう。

 そこで押したいのが、チーム最年少となる20歳MF井手口の起用だ。井手口はタイプとしては山口や今野に近く、守備から入って豊富な運動量と球際の強さでピッチをカバーするタイプ。まだボールハントの技術や得点能力では今野に、後方への広いカバーリング能力では山口に及ばないが、攻撃センスはふたり以上だ。鋭い縦パスや、強烈なミドルシュート、そしてペナルティーエリア内へ飛び出していく推進力も、ただのボランチの枠にはおさまらない能力を持っている。

 チリ代表のバイエルンMFアルトゥーロ・ビダルのように、ピッチ中央で攻守に激しいプレーをみせることができる20歳は、ガンバ大阪でボランチ、アンカー、インサイドハーフと複数のポジションを経験し、プレーの幅を広げている。海井手口ならば、インサイドハーフ、ボランチと試合状況に応じてポジションを替えることができる。可変システムにも対応可能。外のマイナーリーグからはい上がってきた初招集・加藤のプレーも興味深いが、今後の日本代表を背負って立つ可能性のある井手口の代表デビューを見たいところだ。

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・第1回 ポジション別徹底比較!!日本代表のレギュラーにふさわしいのは誰だ!!(GK編)
・第2回 ポジション別徹底比較!!日本代表のレギュラーにふさわしいのは誰だ!!(DF編)