2位浮上のセレッソ大阪!躍進を支えるのは”カメレオンプレイヤー”山村和也!(動画あり)

好調セレッソでトップ下を務める山村和也

 6月4日のJ1リーグ第14節、アルビレックス新潟をホームに迎えたセレッソ大阪は4ゴールを奪って快勝。未消化試合を1つ多く残すガンバ大阪を抜いて2位に浮上した。

 昇格組ながらリーグ最少失点(14試合で11失点)を誇る堅守を武器に前評判以上の成績を残しているが、その中でも目を引く存在が第3節北海道コンサドーレ札幌戦からトップ下で起用されているMF山村和也である。

ロンドン五輪予選ではキャプテンマークを巻いたサッカーエリート

 27歳の山村は全国屈指の強豪、国見高校から流通経済大学を経て2012年、鹿島アントラーズに入団。大学時代には世代別の日本代表でCBとしてキャプテンも務め、ロンドン五輪出場に大きく貢献したが、プロ入り後は名門の厚い選手層の中で十分な出場機会を得ることができず、2016年にセレッソ大阪に完全移籍で加入した。

 当時J2を戦うセレッソでは開幕からボランチとしてMFソウザとコンビを組んだが、6月にハノーファーからMF山口蛍が復帰して以降はベンチに座る試合も増えた。しかしJ1昇格を果たした2017年、尹晶煥(ユン・ジョンファン)新監督の下でトップ下として新境地を見出され、ここまでFW杉本健勇と並んでチームトップとなる6ゴールを挙げている。

尹監督が山村を重宝する理由とは

 現在のセレッソには日本代表MF清武弘嗣やFW柿谷曜一朗などトップ下でプレーできる稀代のテクニシャンが在籍している。しかし、彼らを差し置いて山村が起用されているのは、尹監督が守備を重視することも影響しているが、それ以上に山村が多くのメリットをチームにもたらしているからだろう。

 センターバックだけでなくボランチとしてもプレーしてきた山村は、その経験を活かして186cm80kgの体格でボールをキープしながら素早く味方を見つけてパスを繋ぐことができる。また、相手にボールを持たれている時間帯では危機を察知すると猛然とプレスバックしてピンチを未然に防ぎ、セットプレーでも攻守両面で大きな貢献を果たしている。

 6ゴールを挙げる活躍は嬉しい誤算と言えるかもしれないが、新潟戦で両チームを通してトップとなる11.902kmを記録した走行距離にも表れている豊富な運動量を武器に、チームメイトを活かすプレーこそが尹監督が彼を起用する理由だろう。

“カメレオンプレイヤー”として日本代表入りも

 時にはキープ力に優れるFWとしてポストプレーを、時には中盤でボールを奪い、さらに終盤には長身CBとして守備固めもできる。形やポジションにこだわらず、状況に応じて自身のできるプレーを選択して1試合の中で様々な顔を見せる山村は、まさに”カメレオンプレイヤー”と言うべきだろう。

 昇格クラブは前半戦で健闘を見せても、自力が試される後半戦で勢いが衰えて苦戦することが多い。しかし、派手さはなくとも地に足をつけたプレーで山村がピッチに立ち続けるなら、セレッソは優勝争いのダークホースとしてシーズン終盤まで面白い存在となるに違いない。

 さらに現在のパフォーマンスを継続していけば、MF香川真司やMF本田圭佑などと一線を画す”新たなトップ下像”を持つ選手としてサムライブルーのユニフォームに袖を通す姿も想像に難くないと言えるだろう。

 ここまでのゴールから印象的な2ゴールをピックアップ!

参照・画像出典:YouTube